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2013
05.27

安吉白茶の母なる樹~安吉(2)~


急こう配での茶摘風景




茶旅の後半です。(前半はこちら
書く時間がなかったり、VPNがうまく繋がらなかったりで、ちょっと時間が空いてしまいました

安吉の茶館での昼食が終わったあとは母樹へ会いに行きました。安吉白茶種の母樹は茶館のある安吉市街地から山に40分ほどいったところにあります。
まずは車で近くまで行きました。

母樹への山道と、駐車場にあった安吉白茶種の紹介看板




駐車場からは整備された竹林の中の登山道を20分ほど登ります。
登山道の横の渓流には水が流れていて、そして空気がとても澄んでいます
階段が整備されているので厳しい山道ではないですが、暑くてすっかり汗だくに
そんな中、風がサーっと流れると、とても心地よく感じました

竹林と渓流、そして竹林の中の登山道




登ってくるまで登山道沿いには多くの茶畑がありました。
登山道そばの茶畑は安吉白茶種、山の茶畑下部のきれいに並んでる茶畑は安吉白茶種、上部の一株一株で離れて植えられているものは群体種です。新たに開墾した場所には安吉白茶種を植えているそうです。
群体種は有性生殖で遺伝子が個体ごとに異なります。そのため、茶摘時期の個体差が大きく茶摘効率が良くないです。一方、安吉白茶種は挿し木で増やす無性繁殖で、母樹のクローンです。そのため、茶摘時期の個体差が少なく茶摘効率が良いです。その上、アミノ酸が豊富で品質も良いとなれば、新たに植えるのは当然、安吉白茶種が多くなります。こうやって群体種が減っていくのだな~としみじみ思いました。

左:登山道そばの茶畑、右:反対側の山の茶畑




登山道を登り切ったら、ようやく念願の安吉白茶種の母樹に会えました!!
樹齢1000年の古樹です!!(と書いてあります)
茶旅当日は最高気温30度だったので『返緑』してしまってるかも!?と心配しましたが、白化した葉が茂っていました!! 先生も白化した葉がこんなに茂っているのを5回目にして初めて見たそうなので、とてもラッキーでした♪



安吉白茶種の母樹は思ってたよりも樹高が低く小さかったです。
嬉野で見た大茶樹よりも小さいです。樹齢1000年でも小さいものもあるんですね。

左:安吉白茶種の母樹(樹齢1000年)、右:嬉野の大茶樹(推定樹齢330年)




母樹を見たあとは、母樹そばの茶農家さんがやっている東屋?のようなところで、母樹そばの畑で摘葉した安吉白茶をいただきました。登り切ったあとにいただく安吉白茶は格別です




今回、登山道途中の茶農家さんと母樹そばの茶農家さんのご厚意でお茶作りを見学しました。突然のお願いだったのに、快く見学に応じてくださいました!! ありがたいです


摊放

安吉白茶は一芽一葉で茶摘みします。摘み取った茶葉は室内で数時間休ませます。その後、殺青で酵素を不活性化して発酵(酸化)を防ぎます。
その次は理条です。理条の工程では、理条機にて葉を左右に動かすことで形を真っ直ぐになるように整えてます。安吉白茶の形はこの工程で作られます。

理条機


次は烘干。炭を燃やして行います。

左:烘干中の茶葉、右:下の炭置き



左:烘干のかご。炭に近い真ん中は膨らんでいます。
右:箱型の烘干機。上部に数段分茶葉を置き、下部に炭を置きます。



母樹そばの茶農家さんの作業場の外観



母樹そばの茶農家さんの作業場内観




母樹の見学のあとは、安吉市街へと戻り、大きな安吉白茶の工場を見学しました。見学をさせていただいたのは、安吉龍王山白茶(安吉龍王山茶叶開発有限公司)です。


大きな会社です!!



今回、訪れたのは5月半ばでお茶摘シーズンが過ぎてしまっていたため、お茶作りは見学できませんでしたが工場と機械を見学することができました。


摊放を行う場所、殺青機



理条機、理条機の下には電熱ヒーター??のような部分があり、
理条と同時に熱を加えることもできるそうです。



干燥機:ベルトコンベアーのように運ばれて内部を移動しながら、茎などを取り除きながら乾燥します。



筛分:サイズで等級分けを行います。
上部より茶葉を入れ、下部の出口よりサイズ別に出てきます。




今年は清明節ごろに霜が降り、茶摘みに適した芽たちは"凍死":dong4si3してしまったそうです。
(茶色く変色した写真を見せていただきました)
霜害で、安吉白茶の生産は減産してしまったそうです。今年の清明節以前の安吉白茶は貴重な存在です。今回、母樹そばの茶農家さんと工場見学した安吉龍王山白茶にて、貴重な茶葉を買うことができました。味わっていただきたいと思います

茶園や果樹園の霜害は耳にすることがあります。しかし、日本ではよく見る防霜ファンを私は中国で見たことがありません。茶園が広大過ぎることや茶園自体が整備されていないことが原因なんでしょうか。。。!?



全ての工程を終えて上海に戻って来たのはすっかり夜
帰りは、トイレ休憩なしで上海まで車は突っ走りました!!

以上で、充実した日帰り茶旅を終えました。
今回、貴重な機会を与えてくださった心也清の先生、そして一緒に参加された皆さまに感謝いたします。ありがとうございましたm(__)m

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